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Posted by ミリタリーブログ at

2013年03月21日

あふりか若き日の回想録(3)今クビにしました事件(後編)





ハイ!あふりかです。

本日はお天気も良く、急遽お墓参りに行ってきました。

カーフェリーに乗って久里浜までw

そんなこんなでなーんにも考えてませんので

お待たせしたかどーか判りませんがmixi日記に逃げたいと思います。

以下mixiより転載となります。

今回非常に長いのでお暇な方のみどーぞ!






今はどうか知らないが、当時ビデヲ屋の繁忙時間は18:00~21:00辺りだった。

この時間帯にバイト人数を厚めに配置しておく。現在のビデヲ屋と違い、当時は

フロア什器にパッケージを並べ、パッケージにはカードが刺さっており

お客さんはそのカードを抜き取りレジで店員に渡す。店員はバックヤードに

ストックされたビデオテープ本体を保管用PPケースより抜き、カードをPPケースに収め

レジにテープを持ってくる。現在のシステムを考えると非常に非効率的な方法で、

これだとレジ要員とバックヤードにビデオを取りに行く要員、また返却されたビデオの

カードを返しに行く要員が必要となる。慣れてきたり、要領の良いバイトはコレを

ひとりでこなす事が可能だが、繁忙時間帯はお客さんがレジで並ぶ時間を短縮するために

分業するしかなかった。

大型店舗という事もあり、この新店舗の来客数はハンパではなかった。

あふりかが初めて勤務した店も新店舗も初年から年商一億円超を達成したが、

新店舗は前店舗のそれを大きく上回った。

単純な売上比率から考えて、一日300本以上のビデオをレンタルしていたと

思う。時は「バブル真っ直中」だった。


新店舗は多くのバイトを採用しており要員に不足は無かったが、まだ経験が浅いために

レジ接客が停滞することが散見された。その為に店長と言えど繁忙時間帯には

レジに立ち、率先垂範の模範を示す事が必要だった。後述しますが、最初の店舗で

「大葬の礼」によるTV番組休止があり、お客さんがまるでゾンビのように

レンタルビデオ店に大挙して押し寄せ、普段レンタルなんかされたコトなど見た事が無い、

「アーノルドパーマーゴルフレッスン」までもが全て貸し出し中になるとゆう非常事態を

経験しているあふりかにとって通常の繁忙時間なんて正直、屁でもなかったw


が、この時間帯にイパーイ来るんです、


ザーヤクw


まず新店舗のレジを見て驚いたのが、レジ横にカードホルダーが貼り付けてあり、

それぞれに「○×組」やら「×○商事」などの会員カードがズラっと備え付けてあり

所属のエージェントwが来たらコレで貸し出し管理を行う事になっていた・・・・

法人会員か?w これではビデオが誰にレンタルされたのか判らず、延滞時の

回収に大きな問題となる。ただでさえ「レンタルビデオを返却する習慣」が

身につかないザーヤクには致命的な方法だw

しかし、ココは言わば

「ジャングルの中で肉屋を営んでいる」

ようなものである。


多少ジャングルに合わせたルールの変更も必要かもしれない・・・

それでも一目見て「ザ・ザーヤク」と判るタイプは御しやすかった。

チャンと金は払うし、それほど理不尽な事は言わない。

本来はNGだが、前女性店長はザーヤクが好きな「仁義なき戦い」やVシネマを

×××し、常に複数在庫を持ってザーヤクが見たがる作品を切らさなかった。

また新作についても同様の措置をしており、見たいビデオが無い事でザーヤクが怒り出す

事態も回避していた。これもジャングルで生き抜く知恵だと判断した。

が、問題は「ジャージ」である。

ここに初対面から所属、姓名を憶える事になる、

♫♥☆業のKトゥーンくんってのがいる。

これが始末に負えなかったw

カウンター内、バックヤード、事務スペースへの侵入、勝手にビデオを持ち出す、

自分やバイトの私物CDをパクる。バックヤードにおいてある飲み物を飲むw

もうやりたい放題だった。


その度に自分はカウンター入り口に立ちはだかり

バックヤードへの侵入を阻み、丁重に「そのような事をされては困ります」と

ご説明を申し上げたが、その素行は一向に改善されなかった。ってか日本語判って

ないと思えたw それでも あふりかは若く、多少ではあるが正義感も持ち合わせていたので

毎日毎日、Kトゥーンくんのお相手をさせて頂いた・・・

2ヶ月過ぎる頃にはほぼ


ノイローゼw



そして事件は起こる。


確か新作Vシネマだと思ったが、早々にザーヤク連中により全てが貸出し中となった。

そして、「バックアップ」用wの×××物も全て無くなっていた。

ここにKトゥーンくんが登場する。

「なんでネェーんだよぉっ!!」

バックヤードに速攻で侵入し片っ端からストックビデオを引っ張り出している。

「こらアカン・・」

あふりかは手を大きく広げKトゥーンくんの前に立ち、

「バックヤードに入られましては困ります!」


と手は体に触れないように自分の体で押しながら

外へ追い払おうと試みた。どーやらコレでスイッチが入ったようで、

Kトゥーンくんはあふりかに殴りかかってきたw

ところが何故かそのパンチはあふりかに当たらない・・・

パンチが遅いのだ。と言うかKトゥーンくん、フラフラなのだw

この時と、タミヤMMシリーズを塗装する時ほど

シンナーに感謝した事は無いw



しかし、ここで不測の事態が発生。

新店舗で着用し始めていたネクタイを捕まれてしまい、

あふりかはブンブンと振り回されてしまう。

事ここに至り、チャラ男社員とバイト、そしてKトゥーンくんのお友達と思しき

「ドラフト前」の連中が止めに入る。


ようやく引き離され、ハァハァ言い始めてしまったカ☆―くんは、

同じくハァハァ言ってる あふりかの事が余程気にくわないらしく、

「おめーよぉ!上のモンに電話しろ!!」

と叫びまくる。

「電話してどーするんですか?」

「クビにしてやる!!」


何をバカな事をと思いつつ、ふと熟考する。

この時間、本部はまだ人が居るはずだし、恐らく口うるさいIさんも

居る事だろう。Iさんに、あふりかひどい目にあってますってのを

知って貰う為にも良い機会だろうと、Kトゥーンくんの目の前で本部に電話をしてみた。


本部で電話を取ったのは、なんとIさんwww


「すみません、お客様が上司に電話をしろと仰ってまして・・・」


と言ったか言わずか、Kトゥーンくんは、あふりかから受話器を取り上げ、

「こいつなぁ、今すぐクビにしろ!判ったかぁ!」

と何度も怒鳴り始める。

しばらくすると、何やら満足したように、


「お前はクビだぁっ!!」


って言い放ち帰っていった・・・

??????

しばらくすると電話が掛かってきた。

本部のIさんである。

「どーなった、少年ザーヤク?w」

Iさんは大笑いしている・・・

「笑い事じゃないっすよ、帰りましたよぉ。Iさん、なんって言ったんですか?」

「ああっ、『今クビにしました』て言っといたw」

オイオイオイw

「オレ、クビですか?」

「そーでも言わなきゃしょーがねぇだろうがぁ!w」


そう、行きがかり上とは言え、あふりかはTEL1本で即時解雇されたw


とは言え、実際に解雇はされる事はなく、今までと変わらず勤務。

翌日も元気に出勤したが安全上の措置としてネクタイはせず、

以前の通りジーンズにTシャツ姿となったw

そして、あふりかの「仁義なき戦い」は次回、

「頂上作戦」を迎える・・・

続くw

続くかどーかわかりませんw


ほんじゃ!

以下宣伝乙
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Posted by あふりか屋 at 20:30Comments(0)My Early Life

2013年02月27日

あふりか若き日の回想録(3)今クビにしました事件(前編)



コスタルーダストレーニングにて。手前の方がTUFF インラインマグポーチ使用してますね。



ハイ!あふりかです。

もうちょいでコチラのマグウェルが到着する筈なんですが、



なんか仲間内でサバけてしまいそうですw

すみません。


さて、ネタ準備を怠りましたのでまたもや

mixi日記で逃げさせて頂きますw

以下お暇な方はお楽しみください。



先の「サンダー杉山事件」から少し月日は経過してます。

☆☆ビデオ初の大型単独店舗のオープニングからの

スタッフとして仕事をしていた為、商品入庫(登録)作業や

陳列、レジ接客、バイト採用、シフト作りなどを憶え、

新規出店の店舗へ開店準備要員として送り込まれる事も増え、

他地域のエリアマネージャーに顔を覚えられるようになった頃。


「そろそろアイツを店長にしよう」


って話が本部会議で出始めた。その頃あふりかは成人を

迎えて間もない若造で、もし店長となると最年少だった。

しかし、いきなり大型店舗の店長に据えるのは大変であろうと

会社側は以前からある小規模店舗の店長にして、ある程度の

経験をさせようと考えてたらしい。



当の本人は店長になるのがイヤだった。

そりゃそうだ。仕事を憶えたとは言え若造の世間知らず。

小規模店舗とは言え店長の責任は重い。内示を受けてから毎日、


「イヤダーイヤダーイヤダー」


とダダをこねていた。


予定の店舗は口うるさいエリアマネージャーIさんが

以前店長をしていたトコであった為、


「ダメなら戻りゃイイじゃねぇかよ!ヤレ!」


の一言で店長となってしまった。


話を少し端折ります。

☆☆☆店、☆☆☆店、

小規模店舗2つの店長を務め、


「小っせぇ店舗は楽でイイなぁw」


なんて、店の珍しいビデオを見まくっていた頃、

(因みにこの頃、モンティパイソンのビデオは制覇したw)

近所に今までの規模を越える大型店舗を出店する事が決定する。

場所は☆市☆町

・・・・・


「場所が悪いなぁ・・・」


と即思った。

何故か?

まぁ早く言えば

「点在するザーヤク事務所の中心にある」立地なのだ。

各店舗で働いて常々感じていたのが始末に負えない

ザーヤクの客が多い事多い事。

まぁ、ザーヤクにもイロイロなのが居て「下」を抱えたのは

それほどでも無い。金払いも問題無い。

まったくもってダメなのが・・・

「お部屋住まい」(w)

ジャージ着て使い走りしてるクラスのが

手に負えない。会員でも無いのにビデオは持って行こうとするは

レジ側やバックヤードに勝手に入ろうとするはのク☆だらけ。

幸いと言うか、店長1店舗目には近所の親分の奥さんが

お客で良く来ており、若い衆も大人しかった。

2店舗目には手下持ちが良く来ていて、大好きな

Vシネマの予約をしっかり管理していたために

大人しかった。

「しかし、デカイ店には蛾のように集まるだろうな・・」

予想は的中w

新規開店要員としてその大型店舗に

送り込まれ、オープンから1週間ほど新人達に

指導する為に店に留まったが、初日から

ジャージ共が押しかけていた。

元居た店のO店長、担当エリアマネージャーIさん、

他エリアマネージャーO崎さん(この人は武闘派w)

がカウンター内にズラっと顔を揃えていた為に

それほど大事は起こらなかったが・・・・


「ここは巣窟になる・・」


と感じた。


ここで当時の状況を説明。

現在と当時、大きく違う事は唯々一点。

「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」

いわゆる『暴対法』施行前なのである。

施行前と後では「天国と地獄」ほどの差がある。

それ程、「暴対法」施行後のザーヤクは変わった。


大型店舗オープンから2ヶ月ほどが経過。

相変わらずオレは小さい店舗でノホホーンと仕事をしていた。

レジにお客さんが並んでしまう事も無く、物販物も少ないので

棚卸しも楽。仕入れを任されるようになったので、通常では入荷しないような

マイナーなビデオやCDも仕入れていた。X JAPANがまだXだった頃、

インディーズデビュー作を大量に入荷しフル回転させたり

仕事も上手く行っていた。新店舗には最初の店で一緒で、

イロイロと仕事を教えてもらった女性社員さんが店長になっていた。

女性店長と言う事で夜間(通常『遅番』は15:00~24:00勤務)に

シフト入り出来ない為、『遅番』は新規採用した男性社員が

責任者として勤めていたが、こいつが今で言う「チャラ男」で

かなり夜がシッチャカメッチャカになっているという噂が耳に入っていた。

そんな時・・・・


「お前、あの店で店長やれ」

と口うるさいIさんから電話があった。

因みにIさんは偉くなって本部付きの仕入れ担当課長になっていた。

エリアマネージャーの時は自分が夜に立ち寄るようにしていたらしいが

本部付きとなった為にそれが叶わず、子飼のオレを店長に据えようという

考えであったのは想像に難くない。


真っ平御免であるw


誰が火中の栗を拾うようなマネを好んでするだろうか?w

ここでも相当ダダをこねたが通るダダではなかった。

ほぼ諦めて、あとは転勤を待つばかりの頃、

例のごとくお休みの日は太陽模型に入り浸り。

チョクチョク顔を合わせるお客さんで、その頃は常連、

現在はバイトのAちゃんの知り合いと親しく話をするようになった。

物腰柔らかで話も丁寧。聞けばAちゃんの近所に住んでるとの事。


「あの人仕事、何してるの?」


「ザーヤクw」

・・・・・・


人は見かけによらないと言うか、

ザーヤクにもイロんなタイプが居るもんだと感じた。

この人、後に重要なキーパーソンとして再登場しますw


さて、転勤決定し大型店舗☆町店に着任。

Iさん命令により頑なに護ってきたロックTシャツ+

リーバイス姿からYシャツネクタイ+黒スラックス姿へと変更し

装いも新たに勤務を始める。日中からお客さんも多く繁盛している。

バイトには女の子も多く明るい雰囲気でワキアイアイとしたお店。


「イイ感じだなぁ~」


と思ったが日が暮れて辺りが暗くなるとともに

この店は様相を変えていった。

まさに巣窟・・・

続くw

続くかどうか判りませんが。


ほんじゃ!

以下宣伝乙!

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Posted by あふりか屋 at 20:30Comments(0)My Early Life

2013年02月22日

あふりか若き日の回想録(2)サンダー杉山事件





ハイ!あふりかです。

さて、さっきまで一生懸命VFC GBBM4弄っていて

なんも考えてないし指がアルミパテで真っ黒なので

またもやmixi日記の転載で逃げます。

以下お暇な方はお楽しみください。





ビデヲ屋時代は、あふりかにとって「青春」であり、

その後の自分が創られていった懐かしい時期です。

ミリオタ、サバオタ一辺倒だった自分が、自分でも驚く程に

変化したのは仕事を通して色々な人と出会ったり、

様々な出来事を体験したからだと思いますが、

もう二度と会いたくない、経験したくないモンも一杯ありましたw


ビデヲ屋が頭を悩ます問題の一つに

「長期延滞」ってのがあります。

当時のレンタル店は「一泊二日」での返却が基本。

レンタル料金は1本¥450でした。

そして、貸し出し時の返却期日を経過した場合、

延滞料金は¥300/日。

後にこの「延滞料金」は問題となってニュースにも取り上げられた事が

あります。\300/日と言えば例えば100万円借りたとして年利10.95%。

ちょっとした現金クレジット並の金利に相当します。


ビデヲ屋とすれば、延滞料金を貰うよりもレンタルを回転させた方が

利益になりますんで、延滞料金の徴収自体はそれ程重要な意味を持ちません。

何故取るかと言えば、今後長期延滞が発生しないようにする為の

「罰金」的意味の方が大きいと思います。

ビデヲ屋さんの店長、男性社員の業務に、

この長期延滞ビデオの回収ってのがあります。

多くのケースは、ついつい忙しくて返しそびれてしまった、

ってもんなんでビデオ回収、延滞金徴収もスンナリ行きます。

殆どは電話で解決してしまいます。

因みに自分が勤務していた店から十数メートルに

ヤクザの事務所がありまして、店に借りには来るんですが

全く返却をしないヤクザでした。たまに、

「オイ!ビデヲ屋!ビデオが映らねぇぞ!」

とクレームのTELが掛かってきましたが、

トラッキング調整をヤクザは知りません。

TELで説明しても「トラッキングなんか無ぇ!」

しか言わないので、良く事務所に行ってトラッキング調整しましたw

そん時にビデオと延滞金を回収してたんですが、ある夏の日、

事務所に入ったら全員がタンクトップ姿で花札やってたんですが

みんな非常にカラフルな体をしていてビビりましたw


ある日、店長が奥の事務スペースで長期延滞客に

電話をしていました。電話の相手はどうやら借り主の

奥さんのようでしたが、電話で応対する店長の声のトーンが

強くなって行くのをレジ前で感じていたんですけど、

詳しい会話の内容は掴めない・・・

「店長、大丈夫っすか?」

「あぁ、今から『来る』ってさw」


この頃既に店長とは阿吽の呼吸が取れていた自分は、

「あぁ、相手、怒らせたなぁ・・・・」

と察しました。この店長、Oさんは長髪、長身、眼鏡

バイク好き、ストーンズ好きの反逆児思考の持ち主で、

普段は木訥とした感じですが結構「アブナイ」人でしたw

まぁ、怒ったといっても相手は女の人だし、

多少レジ前でヒステリックになったとしても

オレがなだめ役でフォローに回れば収まるかなぁ、なんて思ってました。

が!甘かったw


1時間も経ったでしょうか、入り口から

浅黒く日焼けして、髪をテカテカに固めた

上半身タンクトップ、筋肉質の男がビデオを

裸のまんま握りレジにやって着た。

「こ、これか?・・」

事態が少し悪い方向に流れている空気をビンビンに感じる・・・

「店長いるか!!?」

もう喧嘩腰w

「ハイ!少々お待ちくださぁぁい・・ 店長、お客さんです・・」

店長Oさんがバクヤードから出てきて筋肉オヤジを見る。

ちょっと表情を曇らせたが、パッと自分の方を見て口角が上がる・・・・

『やべっ、真っ向行く気だわ・・』

筋肉男を奥の事務スペースに通し、自分は

手前レジ横の、バックヤード、事務スペース部分入り口

に陣取り様子を見守る。

筋肉男はビデオを店長に突き返し、怒鳴り始めた。

どうやら延滞金の金額と、それを自分の奥方に説明し

支払いとビデオの返却を求めた事にハラを立てているらしい。

相手が喧嘩腰であった為に店長も血圧が一気に上がった模様で

筋肉男と店長の顔の位置は、今にもキスしそうなほどに近く、

その状態で言い争いがエスカレートして行く・・

『あぁぁ、手が出るぅぅぅ』

事態を少しでも沈静化させる為に、自分はイスを用意し

筋肉男へ「まぁ、ちょっとお掛けになって落ち着きましょう?

店長も座りましょう。」と両名を座らせ何とか上がった血圧を

下げようと務めた。

両者イスに腰掛けるものの、話は平行線。

『店長、そろそろ引いてくれ』と思いつつ

何時でも両者の間に割っては入れるように、

真ん中で自分は入り口方向に背を向けて立っていた。


ふと、何か違和感を憶える。

自分の前で腰掛けている両者に何か

陰のようなものが差している。

あふりかの灰色の脳細胞が急速に回転し始める。

なにか自分の後方に、天井から差す照明の光を

遮るモノが存在する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サムペキンパー映画のスローモーションの様に

あふりかはゆっくりと後ろを振り返る。

そこにあったモノは・・・・

サンダー杉山・・・・・・・・

ちなみにサンダー杉山とは





身長およそ190cmはあろうかと思われる

サンダー杉山クリソツのオヤジが、上半身タンクトップで

腕組みをし仁王立ちしていた・・・・・

「どーよ?」

サンダー杉山が今までの沈黙を破り筋肉男に問いかける。

その声に気付いた店長がコチラを見て、事態を全て飲み込んだのが

表情から伺えた・・・・

筋肉男は仲間を連れてきていた。

その仲間はサンダー杉山、のような大男だった。


形勢は一挙に逆転した。

退くときは一挙に退くのが戦略の鉄則である。

自分はサンダー杉山が雪崩れ込んでも

少しでも時間が稼げるように足を踏ん張りながら、

店長に会釈をする。店長は理解し会話を、奥方へ内容説明した事、

その言葉使いが適当でなかった事を謝罪、延滞金は受け取らない、

その代わりに入会金返却し会員登録を抹消する方向で話を収めた。

「二度と来るかぁ!」

筋肉男の捨て台詞は、こちらにとっては非常に助かるものだったw


サンダー杉山、にクリソツな大男の出現により

不本意にも謝罪をせざるを得なかった店長は

憤懣やる方なしの様子で、


「少し走ってきていいかなぁ?」

と尋ねてきた。

店長は嫌なことがあるとプイっとバイクで出掛け、

気分を晴らして何事もなかったように戻ってくる事が

良くあった。女性社員、パートさんには不評だったが、

「鹿野山あたり、どーですか?w」

とオレは店長に勧めた。

店長は笑いながら店から出て行き

カーカーマフラー付きの愛車YAMAHA SR400に跨り

爆音を残して走り去った。



後日、エリアマネージャー(例の口うるさい人w)である

Iさんがこの話を知るところとなり、

「ダラしねぇなぁ~。殴っちまえよぉw」

と大声で店長をからかっていた。

店長は口を尖らせて仏頂面、

オレも少し殺意を憶えたw

しかし、この口うるさいエリアマネージャーI氏に

後にあふりかは救われる事となる・・・・

「今クビにしました事件」


続くw

続くかどーか判りません!



ほんじゃ!

以下宣伝乙!!

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Posted by あふりか屋 at 20:30Comments(0)My Early Life

2013年02月19日

あふりか若き日の回想録(1)





ハイ!あふりかです。

行き行きて雪w

チーバーシーは全然ですが地元の家周辺は

結構積もりました。


さて、ちょっと所要で外出をしていまして

何もネタを用意していませんw

と言う事で何か手っ取り早く記事を埋めるもんは無いかと

検討した所、以前mixiで書いた日記シリーズが内輪ウケしたのを

思い出しまして転載しちゃおうと思いますw

以下mixi日記からの転載。ちなみにあふりかのmixiは友人限定公開です。

現在リア友、実際に交流のある方のみお友達とさせて頂いてます。

暇な方は以下お楽しみください。




ある時はビデヲ屋の店員

ある時は信用組合員

ある時は高利貸し

またある時はロードサービスオペレーター


その実態は・・・

ハイ!あふりかですw

まぁ実際、パラベラムでも面白い事は沢山あったんだよね。

市原の事務所ん時、目の前の道で車の衝突事故があって、

雨ん中、みんなでっても3人だったけど発煙筒焚いて警察が来るまで交通整理したりw

でも、やっぱビデヲ屋と高利貸しは物スゴク面白い話が多い。

昨日は高利貸しだったから今日はビデヲ屋w

自分が居たのは旧☆☆屋系列の☆☆☆ー☆ビデオ。

元々は☆☆☆ジャーって会社の一部門で☆☆屋の中の

ゲームコーナーや、子供が乗る有料遊具の管理会社だったらしい。

それが当時のビデオデッキ普及とレンタルビデオ店の増加をみて

レンタルビデオ業を展開し始めたらしい。

当初は他店の一角を間借りして始めたのが、レンタルビデオの人気を見て

単独大型店舗を展開しようって事でオープンする店のオープニングスタッフとして

雇われた。当初はまだ未リリースだった「フルメタルジャケット」が発売されたら

ダビングしてさっさと辞めるつもりだったw

地元じゃ初めての大型ビデヲレンタル店って事で、オープンから1ヶ月くらいは

無茶苦茶忙しくて座って飯喰うことも出来なかった。毎日足がパンパンだったのを

思い出す。そんなテンテコ舞いだった時に早くも事件は起きた。

BBA客が頭から湯気出しながらカウンターにやって来た。

「あんた!今借りたのにケースの中にビデオ入ってないわよ!」

と、ものスゴイ剣幕。レジやってたのがオレ。レシート見ると確かに

貸し出しになってるがケースは空っぽ。だけど、POSレジだから

テープに張ってあるバーコードをレジのリーダーで読まないと

レシートには反映されない。って事はレジではビデオはあったって事になる。

「おかしいなぁ・・・」

と困っていたら店を担当するエリアマネージャーが やって来た。

オープン準備から口うるさい人で苦手だった人。

まぁ後に可愛がられてストーンズのコンサートに一緒に行ったりしたんだけど

そん時はただ口うるさい人としか思ってなかった。

「お前ちゃんと入れたのかよぉ!」

と怒鳴られ、さっさと新しいビデオをBBAに渡してご退散を願った。

「ビデオ屋がビデオ渡さないでドーすんだよ!」

と、また怒鳴られ、シューンとしてたら件のBBAがやって来て、

「ウチの子がケースから出したみたいで車の後部座席にありました」


・・・・・・・

マネージャーは笑顔満面で

「良かったですねぇw」

とBBAに愛想笑いをして

出口まで送り出し、戻って来てオレに向かって一言。


「だよなぁ~。オレはお前を信じてたよ」

大人って汚い

って思ったw



仕事にも慣れて、元来映画好きだった事もあり、店内のどこに

ナンのビデオが置いてあるのかを全て(大げさでなく)把握していたんで

店長にもバイトにも一目置かれるようになり、レジ周りを取り仕切るようになった頃、

また事件が起きた。


店には長いカウンターがあり両端にレジが設置されている。

入り口に近いレジはお客さんを捌く為に稼働させ、奥のレジは

新リリースのビデオの登録等、入力を行うようにしていた。

自分のポジションはコチラのレジ側。

このレジの横は壁となっており、その壁の向こうには

「アダルトビデオコーナー」がある。

吹き抜け構造となっているがそのままでは

レジ側からコーナー内部は伺えない。そこで

大型の凸面ミラーが設置され、このレジの立ち位置から

アダルトビデオコーナー内部が判るようになっている。

事件には兆しがあった。

店内を奇声を上げて走り回るクソガキ。

それをヨチヨチと追いかける年端のいかないクソガキ。

「まぁ仕方ないか・・・」

と想いながらローリングストーンズのCDを大音響で店内に

流していた。ふと年端のいかないクソガキが歩いた後を見ると

ナメクジかカタツムリが這った後のようなテラつきが目に入る・・・・

所謂「ウレション」である。


「マジかよー!」と想いながらモップを手にクソガキの後ろを

床を拭きながら追う・・・

母親がやって来て「ごめんなさ~いw」と笑っている。

あんたんちはウレションだらけか!?

と想いながらも愛想笑いで

「いいんですよぉ」

と営業スマイル。 やれやれこのモップはオレが洗うのか?と

思いつつレジに戻るとバイトがやって来る。

「オっ!モップ洗ってくれるのかな?」と思ったら

「セキさん(あふりかの本名)、あれ・・・」

と奥レジ上にある凸面ミラーを指さす。

そこに映し出されていたものは・・・・


アダルトビデオコーナーで、

ジーンズとパンツをくるぶしまで下ろし、

下半身まる出しで、

なにやらしきりに手を動かしている、

頭ボサボサの痩せこけた男・・・・・


オイオイオイオイ


さっきのモップを手に超特急でアダルトビデオコーナーへ。


「オイ、ナニやってんだよ!!家帰ってヤレよ!」

普段温厚なあふりかくんの怒声にバイト達は喜んでいた。

モップでシコシコくんを追い出しコーナーを確認。

樹マリ子コーナーも

豊丸コーナーも

新作コーナーも無事だった。

この大事件2件発生時、店長は飯喰いに行ってて不在。

帰って来て、

「なんで呼ばねぇんだよ!つまんねぇなぁw」

とご立腹だったw

ちなみにこの店長、

親が買ってきた服しか着なくて

オシャレにも音楽にも、ましてやロックなどには全く興味の無かった

あふりかを、ロケンロールに目覚めさせ「リーバイス以外はジーンズじゃねぇ」

と言わせるまでに人格を変えた人。

現在のあふりかの人間形成に多大な影響を もたらした人物で、

このビデオ屋で迷コンビとならせてもらったw

そしてこの店長を恐怖のズンドコに落し入れる、

「サンダー杉山事件」

が起こるのはオープンから1年ほどが経過した頃だった。

続くw



以上ですw

続くかどうか判りませんが

「サンダー杉山事件」は今でもあふりかの胸に深く刻み込まれていますw


ほんじゃ!


以下宣伝乙!

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Posted by あふりか屋 at 20:30Comments(0)My Early Life